オーバーホールとは?
オーバーホールとは器材の修理、検査をする事です。
オープンウォーター講習で、100本に1回または1年に1回出すと良いと説明があったと思います。
オーバーホールの作業工程は?
オーバーホールとは何処までするものなんでしょう?
簡単に手順を説明しますと、
・分解
・洗浄
・組み立て
メーカーから指定されているオーバーホール時の交換パーツO-リング、シート、パーツなどの交換
・器材の設定(メーカー指定数値)
・水漏れ検査
このような手順で行います。
何処でオーバーホールしても同じ?・・・ではありません。
「お客様の安全、安心のために・・・」当社が自慢できるシステム、設備を、他の業者と比較してもらえるように説明致します。(文中赤文字)
1.受付
お客様のレギュレーターのカルテを作成いたします。
お名前、レギュの製造番号など
コンピューター管理なので一度当社にてオーバーホールを行ったレギュの記録はいつでも参照できます。
2.受け入れ
お預かりした時点で器材の状態をチェックします。
1stの中圧値
2ndの初動抵抗値
各部からのエアー漏れ等。
3.分解
可能な限り分解します。
交換した部品はお客様にて確認できるようお返し致します。
4.洗浄
超音波洗浄で洗浄します。
当社はBRANSON社の超音波洗浄器を用います。 1秒間に4万回以上繰り返される、超音波のキャビテーション(泡が膨張され空洞が作られる)により短時間に精密・完璧に洗浄を実現します可能な限り分解します。
超音波洗浄機での洗浄です。細かいところは手洗いとかブラッシングだけでは落ちません。洗浄機での洗浄後もちろんブラッシング&電動工具でのバフがけ(手作業)も行います。洗浄液は専用の物を使用してます。(非常に高価ですが、緑青を良く落とし、メッキに優しいです)また酸などはメッキも剥がしてしまう為使用しておりません。
5.組み立て
2で分解した部品を組み立てます。
この時メーカー指定の交換パーツ(Oリング、シート等) 傷や劣化して使えなくなったパーツを交換します。可能な限り分解します。
純正部品に交換されてますか?交換されたパーツは確認できますか?
6.トルク管理
トルクレンチを用いメーカー指定のトルク値で組み立てます。
沢山のトルクレンチを使ってます。この他にも特殊なアダプターなどを自社で製作しています。
7.調整
1stの中圧値、2ndの初動抵抗値をメーカー規定値に調整します。
全てのレギュの中圧値だけでなく初動抵抗値も測定します。
8.リークテスト・最終チェック
リークテスト時は230kg/c㎡の高圧力でチェックします 各締め付け部分からのエアー漏れをチェックします 再度、器材の1stの中圧値、2ndの初動抵抗値をチェックします
NEXT O/Hシールを貼ります ホースプロテクター、アクセサリーを器材に戻します
最終検査は通常使う空気圧の10%増しの230気圧で検査しております。この高圧検査はコンプレッサーがある当社ならではの検査になります。*この検査をするために設備を導入いたしました。 「お客様の安全、安心のために・・・」
9.検査
必ず作業実施者の他に検査を行っております。
いわゆるダブルチェックです。
10.出荷
器材が傷つかないように丁寧に梱包します。
こんなのも使用します
自動パージ機(機械で呼吸をしている状態を作り出します) 一時間で約200回のパージが可能です高圧シートをなじませたり検査で使用します。
「お客様の安全、安心のために・・・」100%のお客様に満足いただけるよう今後とも努力してまいります。